たいこうし / 耐候紙
自然環境(日光、オゾン、風雪湿度など)に対して耐性のある紙。耐光性・耐熱性・耐寒性・耐湿性にすぐれた紙。紙は自然環境下で長時間暴露させると光・熱・酸素・水などで劣化する。紙の劣化は酸性物質の影響が大きく中性紙は酸性紙より耐候性がよい。
たぶれっと / タブレット (コンピュータ)
タブレットPC(英語: tablet PC)は、平板状の外形を備えタッチパネル式などの表示/入力部を持った携帯可能なパーソナルコンピュータである。広義にはタブレットコンピュータ全般を指し、携帯情報端末や片手に収まる小型POS端末でもタッチパネルを備えたものであれば概ねこれに含まれる。2010年にアップルがiPadを発売して新たな市場を広げたことや、GALAXY TabといったAndroidOSを備えたスマートフォンに分類されるタブレット端末が登場したこと、電子図書の本格的な流通がはじまるとリーダー機の需要が見込めること、将来のデジタル教科書への布石なども関係して、再びこのカテゴリの製品が活発になっている。
たぶろいどばん / タブロイド版
新聞版型の一種。通常の新聞版型の半分程度のものをいう。団体・業界の機関誌や夕刊専用紙などで利用されている。
ちょうあい / 丁合
製本のさい、シート紙や折り丁をページ順に揃え1冊にまとめる作業。手で集める手丁合と丁合機をつかう機械丁合がある。1冊の中で折り丁を重複して取ることを「取込み」、ある折り丁が脱落して欠けることを「落丁」、順序を間違えたものを「乱丁」という。
ちらし / チラシ
小さな紙に印刷した広告宣伝物。商業印刷物の代表的なもの。通常、1枚ものか二つ折りにしたもので、新聞に折り込んだり街頭で大量に配る。
つけあわせ / 付け合せ
刷版の効率的利用を図るため、別の仕事の版を一つの刷版上に混在させること。たとえばA雑誌の8ページとB雑誌の8ページを合わせ、16ページ付けで刷版する。
つやけしあーとし / つや消しアート紙
つや消し加工をおこなったアート紙。高い平滑性を保持しながら、光沢を低く仕上げている。炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの顔料を多量に使用する。
くろすめでぃあ / クロスメディア
クロスメディアは「ひとつのコンテンツ・データを多用途として、複数メディアへ出力する手法をさす」ことから、ワンソースマルチユースの「ひとつのデータを再利用することによって制作効率を高める手法」と混乱されやすい。ワンソースマルチユースは制作効率の向上が目的なのに対して、クロスメディアは利用者がメディアを横断するための利便性向上が目的である。
でぃーてぃーぴー / DTP
机上印刷ということで、ワークステーションやパソコンを利用してイラストなどの作成から写真の入力・編集・組版・出力までの印刷の一連の作業を行うシステム。もともとはMacintoshと制作したデータの画面表示と出力物が一致するという意味のWYSI-WYGを前提とした言葉であった。
でじたるか / デジタル化
アナログデータをデジタルデータに変換すること。版下を使用する製版をDTPに変えることからワープロ入力することまでデジタル化と呼び幅広い範囲で使用される。
とうかげんこう / 透過原稿
バックから透過光で見ることができる原稿。主としてカラーフィルムのこと。反転現像によるポジカラーであることからリバーサルカラーともよばれる。
とおしすう / 通し数
印刷機に用紙を通して印刷される回数のことで、印刷料金の計算の基礎となる値である。多色刷りの場合[色数×印刷枚数]が通し数となる。
とくしょくいんさつ / 特色印刷
特色(とくしょく)は、印刷においてプロセスカラーでは再現できない色を表現するために調合されたインクのこと。スポットカラーや特練色ともいう。フルカラー印刷のほかに1、2色だけで使用することもある。蛍光色やメタリックカラーはもとより、パステルカラーや鮮やかなオレンジといった、鮮やかさにこだわらなければプロセスカラーでも再現できる色も存在する。特色印刷をする際はDICやTOYO、PANTONEといった特色インクメーカーの色見本帳で指定する。